市長からのメッセージ

日本は人口が減少すると聞いたとき、「ああ、これはお先真っ暗だ」と思うか、あるいは「これまで以上に一人一人の活躍の場が増えて、一人一人の存在がより大事になるはずだ」と思うか。

国も地方も財政がますます厳しくなると聞いたとき、「もう破たんしかない」と思うか、あるいは「さあ、いよいよ市民の出番だ」と思うか。

物事は見方によっていろいろな捉え方ができます。そこでは、何が正解かはわかりません。でも、目の前の事実に対して、ただ暗い気持ちになるか、あるいは、何か糸口を見つけてポジティブに捉えるか。ここには、ものすごく大きな違いがあります。

他の市町村の例にもれず、武雄市も色々な課題を抱えているのは事実です。その事実に対して、自分だったらどのような見方をするのか。

いわば、コップに水が半分あるときに、「半分しかない」と思うか、あるいは「半分もある」と思うか。

未来を悲観的に捉えるのではなく、未来を明るいものとして捉え、力強く前へ進もうとする態度に、私は共感を覚えます。

私たち市町村の仕事の舞台は、市民の皆さんの生活と密着した現場です。そして、私たちの仕事は、市民の皆さんの幸せを創造すること。ただ、市民の皆さんは、一人一人興味や関心も違いますし、抱えている課題や悩みも違う。

ではどうすればよいか。いくつか大事なことがあります。

まず、答えは現場にあるということです。実際にあちこちの現場へ行って、市民の皆さんに会う。会って話をたくさん聞く。その中に、解決のヒントが必ずあります。
市民の皆さんの声がきっかけとなって政策が生まれます。

また、いろいろなことに興味を持つのも大事です。
例えば、スポーツや音楽は何が流行っているんだろう?ファッションやアートの潮流は?なぜあのお店は、いつも行列ができているのか?
幅広く興味や関心を持ち、こんなことができるのではないか、あんなことができるのではないか、と考え続けることが、解決策の幅を広げ、そして新たな価値の創造につながります。

そして、実際に行動してみること。
物事に100%の正解はありません。まずは小さくてもいいから、自ら行動を起こすことが大事です。
ひょっとしたら、自分一人ではなかなか前に進まないこともあるかもしれません。でも皆さんには市役所の上司や先輩が、そして一歩外に出れば、市民・NPO・企業など多くの仲間がいます。自分の熱意を伝えて共感してもらい、いろんな人を巻き込んでいきましょう。あなたが動けば、周りも変わっていくはずです。

武雄市では、昨年10月にこども図書館が、今年5月には新しい市役所庁舎がオープンしました。4年後には、九州新幹線西九州ルートが開通し、武雄に新幹線が走ります。

もともと武雄は、古くは江戸時代に長崎街道のルートが変わったことや、明治28年の鉄道開通、近年では昭和62年の高速道路開通と、交通変革のたびに発展してきました。そして、今度の新幹線開通。

このまたとないチャンスを活かすべく、西九州エリアの交通の結節点を目指し、私たちは、今大きく動き出しています。

私たちと一緒に、このまちの未来を創りましょう。
あなたと一緒に働けるのを楽しみにしています。

武雄市長 小松 政


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